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再愛
第6章 再愛
公園を歩いて、少し汗ばみ、涼しさを求めて入った喫茶店。
そこのチーズケーキ美味しかった。
あなたと食べたからよ。
今はね、買わなくても自分で作れるようになったわ。
主人と娘の為に作るの。
評判いいのよ。
娘も年頃になると、バレンタインなんか意識する様になるのよね…
好きな男の子にだけあげるから意味があるのに、今の時代は友チョコもなんですって。
信じられないわね。
私の時代は、少し自慢を込めた味見に友達を使ったわ。
今は、お友達も彼氏と同じくらい大事なのかしら?
笑っちゃうわね。
バレンタイン前のキッチンに、普段料理なんてしない娘が占拠するのよ。
一日中、甘い匂いにやられるわ。
それでもね、
「ママ、チーズケーキ作って!」って言うの。
娘の意中の男の子のものは、私に作らせるのよ。
何で?って聞いたら、
「美味しいから」だって。
意味ないでしょ?
好きな人に食べさせたいから作るんでしょ?
なのに、私任せ。
私の腕前はその程度よ。
今はそういう時間が出来たの。
そういう事をしてあげたい人と一緒になったのよ。
チーズケーキだけじゃなく、毎日食卓を彩る料理を考えるようにもなったのよ。
180度違う人生を歩み出したの。
あのチーズケーキより、私の作るチーズケーキは美味しいはずよ…
そこのチーズケーキ美味しかった。
あなたと食べたからよ。
今はね、買わなくても自分で作れるようになったわ。
主人と娘の為に作るの。
評判いいのよ。
娘も年頃になると、バレンタインなんか意識する様になるのよね…
好きな男の子にだけあげるから意味があるのに、今の時代は友チョコもなんですって。
信じられないわね。
私の時代は、少し自慢を込めた味見に友達を使ったわ。
今は、お友達も彼氏と同じくらい大事なのかしら?
笑っちゃうわね。
バレンタイン前のキッチンに、普段料理なんてしない娘が占拠するのよ。
一日中、甘い匂いにやられるわ。
それでもね、
「ママ、チーズケーキ作って!」って言うの。
娘の意中の男の子のものは、私に作らせるのよ。
何で?って聞いたら、
「美味しいから」だって。
意味ないでしょ?
好きな人に食べさせたいから作るんでしょ?
なのに、私任せ。
私の腕前はその程度よ。
今はそういう時間が出来たの。
そういう事をしてあげたい人と一緒になったのよ。
チーズケーキだけじゃなく、毎日食卓を彩る料理を考えるようにもなったのよ。
180度違う人生を歩み出したの。
あのチーズケーキより、私の作るチーズケーキは美味しいはずよ…