この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
再愛
第6章 再愛
肩と肩が触れ合う距離。

あなたは、日が沈み、灯りがともり始めたビルの谷間を指差し、「あっちの方角に俺の働く会社があるんだ」

遠い、東の空。
高いビルが建ち並ぶ。

「そこに、哲朗さんが居るのね」

「あぁ」

「この場所素敵ね」

「そうか?」

「うん」

あなたは上着を脱いで、私の足元に掛ける。

「夏海の脚、誰にも見せたくない。
男は変なとこで嫉妬するんだ」

そんな事言うのよ。

冷え切った心は、上着一枚で温まるのよ。
女として、大事にされているって思うだけで…
ずっと、何年も掛けて凍りついた心でさえ、溶かしてゆくのよ。


あなたと重ねた唇は、私に魔法をかける。

ずっと忘れていた女に戻された。

あぁ…時間が止まってしまえばいい。


私はあなたに言ったの。

『この場所をずっと忘れない』
/169ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ