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アホはお前じゃ 
第3章  
 待ち合わせはJR天王寺駅だったそうですね。
 大基のマウンテンバイクだと、うちから10分もあれば到着できる距離です。
 電車賃がかからず、それでいて家からある程度離れた場所を選ぶあたり、大基の性格がよく現れています。


 綾香ちゃんは大基の言いつけどおり、北口を出てすぐ横断歩道を渡ったところにあるマクドナルドの赤い店先でぽつんと佇み、物憂げな表情でうつむいて大基を待っていたと聞きました。



 遠目から雑踏の中に綾香ちゃんの姿を見つけたとき。
 大基は思わず息を飲んだそうです。

 

 綾香ちゃんは水色のタンクトップTシャツと、裾切りっぱなしのデニムショートパンツ。
 そしてクソ暑い時期だというのに頭にはグレーのニット帽を被っていて。
 足元はコンバースの赤いハイカット。
 カバンは・・・


 なんて、そんなことはどうだっていいですね。



 地毛と思われる、染髪した茶色さとは透明感に雲泥の差がある、柔らかそうな波打った艶めく茶色の長い髪。
 太目の眉と、まん丸い大きい瞳。
 そして、あどけない顔にはやけに大人びた、真っ赤なリップ。
 若者らしいファッションに身を包み、両腕両脚から真っ白い肌を惜しげもなく露出させた、目鼻立ちのくっきりした、スタイル抜群のスレンダーな少女。

 動画の中で杵淵先生の汚いチンコをしゃぶっていた17歳の少女の、意外とも思えるボーイッシュな私服姿。
 まさかアナルにバイブを突っ込まれて喘ぐようなタイプには到底見えない、あまりにも透明感のある雰囲気。


 要するに。
 動画の中の淫乱な姿からはあまりにかけ離れた綾香ちゃんの可憐な佇まいに、大基は息を飲まずにはいられなかったとのことでした。



 大基いわく、マウンテンバイクを押しながら歩道に進入すると、綾香ちゃんは大基の存在に気が付いたそうですね。
 そしてすぐ、大基がこちらに近付いてくることに気が付き、怯えたような警戒したような目で大基を見つめながら身体を縮こませていたそうですね。
  



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