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アホはお前じゃ 
第3章  
 当然のことながら、綾香ちゃんはしばらくのあいだ呆然としているような、恐怖に慄いているような、なんとも言えない表情で大基をじっと見つめて固まっていたそうですね。



 しかし、


「どうすんの?」


 と答えを急かした大基に対し意を決したのか、ほんの少し口元を緩ませると。
 目の前に佇む大基の前に遠慮がちに立ち上がり。
 大きく張り出したハーフパンツの頂点を恐る恐る掴むように触れながら。


「・・・やっぱ、ぜんぜん優しくないパパですね」

 
 こんなことを、泣きはらしたあとの潤んだ瞳で、大基に言ったんですよね。



 ハーフパンツの下で硬く充血しているモノを唐突に刺激され、大基は「童貞なら確実に発射してたレベルで」興奮したそうです。


 もちろん、大基としては望む方向にコトが進んだことは嬉しかったはずです。
 でもまさか、綾香ちゃんの方からこんなにも諦めきったようなアクションを起こしてくる想定などしていなかったはずですから、さすがに驚きを隠せず、笑いながらこんなことを言ったそうですね。



「ちょぉ、なにしてんの?」



 綾香ちゃんはハーフパンツの上から遠慮がちに大基のモノを円を描くように撫でたそうですね。


「・・・なにしてんのって」


 潤んだ瞳で驚く大基の顔をじっと見上げながら、濡れた唇の隙間から並びのいい白い歯を覗かせて。



「・・・ラブホきてもおたし」



 純粋そうな表情で。
 


「・・・明日も天王寺来なあかんって・・・なら早く終わらせたほうがいいんかなって思って・・・手間賃として・・・」



 あえて慣れたように振舞った、震える手で。



「喜んで・・・・エッチなこと・・・・」



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