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第6章 嫉妬 -祐樹side-
さて、週末はどうしようか。
悩んでも、結局は理香の仕事次第で。
土日のどっちかは仕事なんだろうな。
そんなことを考えながら廊下を歩いていると、打ち合わせスペースに向かう人とすれ違い、頭を下げる。
工務部の部長と、芦田社長──。
写真でしか見たことはないが、芦田設計事務所の芦田社長だ。
通りすぎようとしていた部長が、俺を呼び止める。
「北宮、紹介するから。ちょっと来い」
「はい」
俺は、部長と芦田社長に続いて、打ち合わせスペースに入った。
「4月からうちの課に配属になった北宮です」
と、部長から紹介され、挨拶を促される。
悩んでも、結局は理香の仕事次第で。
土日のどっちかは仕事なんだろうな。
そんなことを考えながら廊下を歩いていると、打ち合わせスペースに向かう人とすれ違い、頭を下げる。
工務部の部長と、芦田社長──。
写真でしか見たことはないが、芦田設計事務所の芦田社長だ。
通りすぎようとしていた部長が、俺を呼び止める。
「北宮、紹介するから。ちょっと来い」
「はい」
俺は、部長と芦田社長に続いて、打ち合わせスペースに入った。
「4月からうちの課に配属になった北宮です」
と、部長から紹介され、挨拶を促される。