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第6章 嫉妬 -祐樹side-
「まずは頭を上げて。それで、どんな話なのかな?」
「御社の南山理香さんと、結婚を前提にお付き合いさせていただいております。
双方の両親にも報告済みで、来年の今頃には入籍出来ればと考えております。
ですから、芦田社長にも認めていただきたくて」
俺が ‘ 本気 ’ であることを周りに証明するには、こうするしかない。
でも、また理香のいない場所で、話を進めてしまったから…確実に怒られるな。
「認めるも何も、それはプライベートな部分だから、私には口を出す権利なんてないよ。かなりびっくりしたけどね」
芦田社長はそう言うと、穏やかな笑みを浮かべた。
それに反して慌てていたのはうちの部長で。
「北宮、本気なのか?」
「御社の南山理香さんと、結婚を前提にお付き合いさせていただいております。
双方の両親にも報告済みで、来年の今頃には入籍出来ればと考えております。
ですから、芦田社長にも認めていただきたくて」
俺が ‘ 本気 ’ であることを周りに証明するには、こうするしかない。
でも、また理香のいない場所で、話を進めてしまったから…確実に怒られるな。
「認めるも何も、それはプライベートな部分だから、私には口を出す権利なんてないよ。かなりびっくりしたけどね」
芦田社長はそう言うと、穏やかな笑みを浮かべた。
それに反して慌てていたのはうちの部長で。
「北宮、本気なのか?」