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第7章 変化 -理香side-
「びっくりさせるなよ。
南山を泣かせたら、半沢だけじゃなく、北宮くんにも怒られそうだからな。
でも、南山も泣いたりするんだな。
珍しいものが見れたよ」
「社長、からかわないでください」
楽しそうに笑う社長を、軽く睨んでみる。
「話は以上、さっさと仕事片付けて帰りなさい。
今週は、お客さんとの打ち合わせないみたいだから、しっかり休むように」
「わかりました。失礼しました」
社長室から出て、安堵のため息を吐く。
自分の働きを認めてもらえていたことが嬉しい。
振り分けられた仕事をこなすので精一杯で、そのうち切られるんじゃないかと、いつも不安だった。
不安を打ち消すために、仕事に夢中になることでごまかしていたのかもしれない。
南山を泣かせたら、半沢だけじゃなく、北宮くんにも怒られそうだからな。
でも、南山も泣いたりするんだな。
珍しいものが見れたよ」
「社長、からかわないでください」
楽しそうに笑う社長を、軽く睨んでみる。
「話は以上、さっさと仕事片付けて帰りなさい。
今週は、お客さんとの打ち合わせないみたいだから、しっかり休むように」
「わかりました。失礼しました」
社長室から出て、安堵のため息を吐く。
自分の働きを認めてもらえていたことが嬉しい。
振り分けられた仕事をこなすので精一杯で、そのうち切られるんじゃないかと、いつも不安だった。
不安を打ち消すために、仕事に夢中になることでごまかしていたのかもしれない。