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第7章 変化 -理香side-
祐樹のおかげで私の止まっていた時間は動き出した。
止まっていた時間はそれを取り戻すかのように、速度を上げて進んで行く。
忘れかけていた気持ちを思い出した。
見えなくなってしまっていたものが見えて。
変わっていく景色が少し怖くて。
怖がっていることを見透かしたように、祐樹は私を引っ張って進んで行く。
2歩も3歩も先を行く祐樹の掌で踊らされている感が否めないけど、祐樹を信じて身を委ねてみようかな。
私はスマホを取り出し、放置していたさっきのメールの返事を、‘ 了解 ’ と送る。
止まっていた時間はそれを取り戻すかのように、速度を上げて進んで行く。
忘れかけていた気持ちを思い出した。
見えなくなってしまっていたものが見えて。
変わっていく景色が少し怖くて。
怖がっていることを見透かしたように、祐樹は私を引っ張って進んで行く。
2歩も3歩も先を行く祐樹の掌で踊らされている感が否めないけど、祐樹を信じて身を委ねてみようかな。
私はスマホを取り出し、放置していたさっきのメールの返事を、‘ 了解 ’ と送る。