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第7章 変化 -理香side-
「理香が許してくれなかったら、どうしようかと思った」
祐樹がぽつりと呟いた。
私の右手に、祐樹の左手が重ねられる。
「理香が怒るのはわかってたけど、たまたま打ち合わせに来た芦田社長に挨拶させてもらえることになってさ。
理香とは仕事でも絡むわけだから、芦田社長やうちの会社のみんなにはちゃんと認めてもらっときたくて」
「…うん。それはわかる」
「そしたら止められなかった。ごめん」
私の右手を祐樹の左手が引き寄せ、私の指先に祐樹の唇に触れる。
見つめられたまま、二つ、三つと手の甲に口づけを落とされ、顔が赤くなっていくのがわかる。
祐樹がぽつりと呟いた。
私の右手に、祐樹の左手が重ねられる。
「理香が怒るのはわかってたけど、たまたま打ち合わせに来た芦田社長に挨拶させてもらえることになってさ。
理香とは仕事でも絡むわけだから、芦田社長やうちの会社のみんなにはちゃんと認めてもらっときたくて」
「…うん。それはわかる」
「そしたら止められなかった。ごめん」
私の右手を祐樹の左手が引き寄せ、私の指先に祐樹の唇に触れる。
見つめられたまま、二つ、三つと手の甲に口づけを落とされ、顔が赤くなっていくのがわかる。