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第10章 束縛 -祐樹side-
待ちに待った土曜日。
昼すぎに連絡があって、理香を事務所に迎えに行き、そのまま泊まる予定のコテージに向かう。
テーマパークや海だと他の男の視線が気になるので、行き先は避暑地としても有名な高原にした。
「迎えに来てくれて、ありがとう」
そう言いながら、後部座席に仕事用のカバンと着替えの入った小さめのボストンバッグを置き、助手席に座る。
そして、理香の膝には紙袋。
「それ、何?」
紙袋を覗き込むと白い箱が入っており、甘い匂いがした。
「ケーキ!お客さんからの差し入れなんだけどね。
ナマモノだから、向こうでおやつに食べようと思って持ってきちゃった」
そう言いながら、理香はにっこり笑った。
昼すぎに連絡があって、理香を事務所に迎えに行き、そのまま泊まる予定のコテージに向かう。
テーマパークや海だと他の男の視線が気になるので、行き先は避暑地としても有名な高原にした。
「迎えに来てくれて、ありがとう」
そう言いながら、後部座席に仕事用のカバンと着替えの入った小さめのボストンバッグを置き、助手席に座る。
そして、理香の膝には紙袋。
「それ、何?」
紙袋を覗き込むと白い箱が入っており、甘い匂いがした。
「ケーキ!お客さんからの差し入れなんだけどね。
ナマモノだから、向こうでおやつに食べようと思って持ってきちゃった」
そう言いながら、理香はにっこり笑った。