この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
brass button
第10章 束縛 -祐樹side-
理香を抱き寄せたいのに。
理香の身体に触れたいのに。
膝の上の紙袋が邪魔で。

「それ、後ろに置いといたら?
まだまだ着くまで時間かかるぞ」

「うーん。でもケーキ潰れちゃうかもしれないし…」

「荷物で固定しとけば大丈夫だろ」
車を路肩に止めて、理香から紙袋を取り上げ、後部座席に置く。

「あっ。もう!ちゃんと置いてよー」
そう言いながら、後部座席に身を乗り出して、荷物を置き直す。


そんなにケーキが大事なのか。
ちょっとぐらい潰れても、味は変わらないよ?
ケーキに嫉妬している自分に、ため息を吐く。


どうすれば、理香は俺のことだけを考えてくれるんだろう。
どうすれば、理香の気持ちを独占できるんだろう。


/521ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ