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第10章 束縛 -祐樹side-
「今日、お誕生日でしょ?」
「なんで俺の誕生日、知ってるの?」
「祐樹、私の誕生日、知ってる?」
「4月23日」
もちろん知っているし、忘れるわけがない。
「祐樹が私の誕生日を知ってるように、私だって祐樹の誕生日ぐらい知ってるって」
理香は当たり前のことのように言い切り、笑った。
やばい。
すごい嬉しい。
理香は、ソファーの前のテーブルにケーキを置くと、カバンから綺麗にラッピングされた箱を取り出した。
「これは、お誕生日プレゼント。開けてみて」
「ありがとう」
よく見れば、俺が使っている財布のブランドの包装紙で、箱を開けると名刺入れが入っていた。
「なんで俺の誕生日、知ってるの?」
「祐樹、私の誕生日、知ってる?」
「4月23日」
もちろん知っているし、忘れるわけがない。
「祐樹が私の誕生日を知ってるように、私だって祐樹の誕生日ぐらい知ってるって」
理香は当たり前のことのように言い切り、笑った。
やばい。
すごい嬉しい。
理香は、ソファーの前のテーブルにケーキを置くと、カバンから綺麗にラッピングされた箱を取り出した。
「これは、お誕生日プレゼント。開けてみて」
「ありがとう」
よく見れば、俺が使っている財布のブランドの包装紙で、箱を開けると名刺入れが入っていた。