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第1章 再会 -理香side-
「南山様ですね?こちらへどうぞ」
私が来ることを知っていたのだろう。
何も言っていないのに、北宮の座るカウンター席に案内された。
「お疲れ様」
「おぅ、お疲れ。急に悪かったな」
北宮の隣のスツールに座ると、さっきの男性店員かおしぼりを差し出してくれていて、私はおしぼりを受け取りながら、カシスオレンジを注文した。
「はい、メニュー。好きなもん頼んで」
メニューを受け取りながら、こっそり隣に座る北宮を盗み見る。
首元のネクタイは緩められ、第一ボタンが外されている。
なんか仕事後のサラリーマンって感じ。
私が来ることを知っていたのだろう。
何も言っていないのに、北宮の座るカウンター席に案内された。
「お疲れ様」
「おぅ、お疲れ。急に悪かったな」
北宮の隣のスツールに座ると、さっきの男性店員かおしぼりを差し出してくれていて、私はおしぼりを受け取りながら、カシスオレンジを注文した。
「はい、メニュー。好きなもん頼んで」
メニューを受け取りながら、こっそり隣に座る北宮を盗み見る。
首元のネクタイは緩められ、第一ボタンが外されている。
なんか仕事後のサラリーマンって感じ。