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第1章 再会 -理香side-
「うーんと、北宮のおすすめは?」
「どれも美味いけど、チーズ入りのオムレツと生春巻きは外せないかな。
あと、マグロのカルパッチョに──」
「好き嫌いないから北宮に任せる。適当に頼んで」
北宮の言葉を遮り、私は気になっていた店内に目を向ける。
木目と白を基調とし、落ち着いた店内。
白のテラコッタ風の壁紙?
漆喰をテラコッタ風に塗ってる?
遠目では、壁紙なのか漆喰なのかわからない。
壁沿いに埋め込まれた間接照明が柔らかな空間を映し出している。
目の前のカウンターは、綺麗な杢目の一枚板。
材質は、栗かな?
隣に座る北宮を他所に、頭の中では店内の分析が繰り広げられる。
完全に職業病。
「どれも美味いけど、チーズ入りのオムレツと生春巻きは外せないかな。
あと、マグロのカルパッチョに──」
「好き嫌いないから北宮に任せる。適当に頼んで」
北宮の言葉を遮り、私は気になっていた店内に目を向ける。
木目と白を基調とし、落ち着いた店内。
白のテラコッタ風の壁紙?
漆喰をテラコッタ風に塗ってる?
遠目では、壁紙なのか漆喰なのかわからない。
壁沿いに埋め込まれた間接照明が柔らかな空間を映し出している。
目の前のカウンターは、綺麗な杢目の一枚板。
材質は、栗かな?
隣に座る北宮を他所に、頭の中では店内の分析が繰り広げられる。
完全に職業病。