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第17章 喧騒 -理香side-
“コンコン”
祐樹と向かい合って座り、仕事の打ち合わせをしているとドアがノックされる。
「どうぞ」
祐樹の声に、ドアが開く。
「失礼します。お茶をお持ちしました」
そう言いながら、テーブルの上にお茶を並べる。
今井さんだったかな?
「ありがとうございます」
お礼を言うと、何か言いたそうな彼女と目が合う。
「…今日は仕事されてるんですね?」
「はい?」
言葉の意味がわからず、聞き返す。
「南山さんは、婚活するために来られてたのかと思ったので」
そう言いながら、祐樹に可愛らしい笑顔を向ける。
もしかして、私への嫌味?
突然のこと過ぎて唖然とする私の代わりに、祐樹が口を開いた。
「仕事の邪魔なんで、出て行ってもらえる?」
ナンパを追い払った時と同じ…祐樹の低い声。
「…失礼しました」
小さくお辞儀して、彼女は退室した。
祐樹と向かい合って座り、仕事の打ち合わせをしているとドアがノックされる。
「どうぞ」
祐樹の声に、ドアが開く。
「失礼します。お茶をお持ちしました」
そう言いながら、テーブルの上にお茶を並べる。
今井さんだったかな?
「ありがとうございます」
お礼を言うと、何か言いたそうな彼女と目が合う。
「…今日は仕事されてるんですね?」
「はい?」
言葉の意味がわからず、聞き返す。
「南山さんは、婚活するために来られてたのかと思ったので」
そう言いながら、祐樹に可愛らしい笑顔を向ける。
もしかして、私への嫌味?
突然のこと過ぎて唖然とする私の代わりに、祐樹が口を開いた。
「仕事の邪魔なんで、出て行ってもらえる?」
ナンパを追い払った時と同じ…祐樹の低い声。
「…失礼しました」
小さくお辞儀して、彼女は退室した。