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第17章 喧騒 -理香side-
「今の何だよ…。すごいむかつく。
理香がどれだけ仕事してると思ってんだよ」
彼女が退室したドアを、祐樹は不機嫌そう睨む。
まさか、あんな風に敵意を向けられるとは思わなかった。
「祐樹、仕事しよ?時間がもったいない」
「…そうだな」
空気を変えるように、お互いに手元の書類に視線を戻す───。
その時、祐樹の視線が何かを捉える。
…お茶?
祐樹の視線の先にある湯呑みを見る。
?!
虫?ゴミ?
私が湯呑みの中に釘づけになっていると、祐樹は誰かに電話をかけた。
「もしもし、長谷川?今、社内にいる?
じゃあ、至急、打ち合わせスペースに缶コーヒー2本持って来て」
理香がどれだけ仕事してると思ってんだよ」
彼女が退室したドアを、祐樹は不機嫌そう睨む。
まさか、あんな風に敵意を向けられるとは思わなかった。
「祐樹、仕事しよ?時間がもったいない」
「…そうだな」
空気を変えるように、お互いに手元の書類に視線を戻す───。
その時、祐樹の視線が何かを捉える。
…お茶?
祐樹の視線の先にある湯呑みを見る。
?!
虫?ゴミ?
私が湯呑みの中に釘づけになっていると、祐樹は誰かに電話をかけた。
「もしもし、長谷川?今、社内にいる?
じゃあ、至急、打ち合わせスペースに缶コーヒー2本持って来て」