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第17章 喧騒 -理香side-
顔を見合わせている二人に、敢えて聞いてみる。
「これって、嫌がらせだよね?」

「そうだろうね」
呆れたように祐樹が答えた。

やっぱりそうなのか。
実際にする人がいるとは思わなかった。
ドラマの中では定番な嫌がらせに、ついつい笑ってしまう。

「理香、笑ってる場合じゃないんだけど?」

「そうそう。取引先にこんなお茶を出すとか前代未聞だからね」

二人の表情は崩れることなく、厳しい顔をしている。


「だって、ドラマみたいなことする人がいるんだなぁと思うとおかしくて。
他人を引きずり落とすより、自分が幸せになれるように労力を使えばいいのにね」

飲むかどうかもわからないお茶に嫌がらせしても、意味がないように思う。
この行動にどれだけの満足感が得られるのだろうか。

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