この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
brass button
第17章 喧騒 -理香side-
「…北宮が理香ちゃんに惚れるのわかるわ」
長谷川さんがポツリとそう呟いた。
「そんなのわかんなくていいよ。
それより、どうする?上に報告する?」
「単独犯なら社会人としての自覚が足りないだけだけど、複数犯ならやっかいだな…」
腕を組んだまま、押し黙る二人。
「そんなに深刻にならなくても大丈夫じゃない?」
「理香、頼むからもうちょい危機感持って」
「そうだよ。今回は虫だったけど、毒物を混入される可能性もあるからね」
私が考えている以上に色々なことを考えてくれてるんだ。
「…ごめんなさい」
「理香が謝ることじゃない」
祐樹が優しく私の頭を撫でてくれる。
「北宮、俺も撫でていい?」
「いいわけないだろ?」
私を和ませるような二人の会話にホッとする。
長谷川さんがポツリとそう呟いた。
「そんなのわかんなくていいよ。
それより、どうする?上に報告する?」
「単独犯なら社会人としての自覚が足りないだけだけど、複数犯ならやっかいだな…」
腕を組んだまま、押し黙る二人。
「そんなに深刻にならなくても大丈夫じゃない?」
「理香、頼むからもうちょい危機感持って」
「そうだよ。今回は虫だったけど、毒物を混入される可能性もあるからね」
私が考えている以上に色々なことを考えてくれてるんだ。
「…ごめんなさい」
「理香が謝ることじゃない」
祐樹が優しく私の頭を撫でてくれる。
「北宮、俺も撫でていい?」
「いいわけないだろ?」
私を和ませるような二人の会話にホッとする。