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第17章 喧騒 -理香side-
「ごめん、私はそろそろ帰らないと。
今日は予定が埋まってて」
「じゃあ、下まで送るわ」
祐樹と一緒に長谷川さんも見送ってくれるらしく、
三人で出入り口に向かうと、そこに今井さんがいた。
「北宮さんだけじゃなく、長谷川さんにまでちょっかい出してるんですか?
ニコニコしてるだけで、みんなに守ってもらえていいですね」
可愛らしい笑顔に似つかわしくない棘のある言葉。
隣にいる祐樹と長谷川さんの表情が変わっていく。
今、この二人に言わせちゃダメだ。
二人が私を庇えば、彼女の思う壺になる。
今日は予定が埋まってて」
「じゃあ、下まで送るわ」
祐樹と一緒に長谷川さんも見送ってくれるらしく、
三人で出入り口に向かうと、そこに今井さんがいた。
「北宮さんだけじゃなく、長谷川さんにまでちょっかい出してるんですか?
ニコニコしてるだけで、みんなに守ってもらえていいですね」
可愛らしい笑顔に似つかわしくない棘のある言葉。
隣にいる祐樹と長谷川さんの表情が変わっていく。
今、この二人に言わせちゃダメだ。
二人が私を庇えば、彼女の思う壺になる。