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第18章 味方 -祐樹side-
なのに、うちに来ることを珍しく渋る理香。
「…今日…出来ないよ?」
急に小声で、理香が呟いた。
「何が?」
聞き返しても、理香は俯いたまま、顔を真っ赤に染めていて。
…出来ない?
鈍感な俺はしばらく考えた後、一つの結論に達した。
女の子特有のやつか。
だから、体調が悪そうだったのか。
‘ 出来ない ’ ものが何かもわかる。
家に帰ったら押し倒されると思ったのか。
まぁ、いつも押し倒してるから、そう思われてもしょうがない。
「そういうこと気にしなくていいから。帰ろ?」
「だって…」
俺は俯く理香のおでこにキスをして、車を自宅に走らせた。
「…今日…出来ないよ?」
急に小声で、理香が呟いた。
「何が?」
聞き返しても、理香は俯いたまま、顔を真っ赤に染めていて。
…出来ない?
鈍感な俺はしばらく考えた後、一つの結論に達した。
女の子特有のやつか。
だから、体調が悪そうだったのか。
‘ 出来ない ’ ものが何かもわかる。
家に帰ったら押し倒されると思ったのか。
まぁ、いつも押し倒してるから、そう思われてもしょうがない。
「そういうこと気にしなくていいから。帰ろ?」
「だって…」
俺は俯く理香のおでこにキスをして、車を自宅に走らせた。