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第18章 味方 -祐樹side-
理香の匂いと体温が心地よくて、これだけで満たされる。
お互いに、ここ3週間はめちゃくちゃ忙しかった。
出来るだけ時間を合わせて仕事中も仕事後も会ってはいたが、こうやってゆっくりと過ごす時間は無くて。
身体が繋がっていなくても、こうしているだけで一つになれる。
腕の中から聞こえる小さな寝息を確かめてから、俺も瞼を閉じた。
どれくらい寝ていただろうか。
階段を上がってくる足音で、目が覚めた。
ノックもなしに、いきなり開けられるドア。
「兄貴ー?お取込み中ー?」
「…そう思うなら、入って来るなよ」
理香を起こさないように上半身を起こし、布団から顔を出す。
「あれ?服、着てるじゃん。」
弟の芳樹が遠慮なく部屋に入ってくる。
理香の寝顔を隠すように、布団を掛け直す。
お互いに、ここ3週間はめちゃくちゃ忙しかった。
出来るだけ時間を合わせて仕事中も仕事後も会ってはいたが、こうやってゆっくりと過ごす時間は無くて。
身体が繋がっていなくても、こうしているだけで一つになれる。
腕の中から聞こえる小さな寝息を確かめてから、俺も瞼を閉じた。
どれくらい寝ていただろうか。
階段を上がってくる足音で、目が覚めた。
ノックもなしに、いきなり開けられるドア。
「兄貴ー?お取込み中ー?」
「…そう思うなら、入って来るなよ」
理香を起こさないように上半身を起こし、布団から顔を出す。
「あれ?服、着てるじゃん。」
弟の芳樹が遠慮なく部屋に入ってくる。
理香の寝顔を隠すように、布団を掛け直す。