この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
brass button
第18章 味方 -祐樹side-
「兄貴のケチ!もしかして、理香は裸?」
芳樹の目がキラキラと輝く。
「理香を呼び捨てするな。
服は着てるけど、おまえに見せない」
4つ年下の弟・芳樹は、理香の弟・和人と同級生で、昔は四人でよく遊んだ。
小学生の高学年の頃、何かと冷やかしてくる周りの目が気になって苗字で呼ぶようになった俺とは違い、芳樹はずっと ‘ 理香 ’ と呼び捨てにしていたが、今も当たり前のようにそう呼ぶことに苛立つ。
「わざわざ帰って来たんだから、寝顔ぐらい見せてくれてもいいじゃん?」
芳樹は、隣の県の大学に進学したのを機に一人暮らしを始め、そのまま向こうで就職して暮らしている。
「嫌だ。出て行けよ」
芳樹の目がキラキラと輝く。
「理香を呼び捨てするな。
服は着てるけど、おまえに見せない」
4つ年下の弟・芳樹は、理香の弟・和人と同級生で、昔は四人でよく遊んだ。
小学生の高学年の頃、何かと冷やかしてくる周りの目が気になって苗字で呼ぶようになった俺とは違い、芳樹はずっと ‘ 理香 ’ と呼び捨てにしていたが、今も当たり前のようにそう呼ぶことに苛立つ。
「わざわざ帰って来たんだから、寝顔ぐらい見せてくれてもいいじゃん?」
芳樹は、隣の県の大学に進学したのを機に一人暮らしを始め、そのまま向こうで就職して暮らしている。
「嫌だ。出て行けよ」