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第2章 告白 -祐樹side-
木の扉を開け、地上に戻る。

「うーん。夜は涼しいね」
理香は両手を夜空に向け、大きく伸びをする。

店内ではわかりにくかったけど、理香の頬は赤く染まり、その瞳は明らかに潤んでいる。

「自分の荷物くらい持つ。カバン返して」

俺からカバンを取ろうとする理香の右手を捕まえ、指を絡めた。

「荷物はいいから。俺の手、離すなよ」

振り解かれるかと思ったが、理香は俺の手を握り返した。


「背も高くなったけど、手も大きくなったよね。
しかも、温かい」

小学生みたいに、繋いだ手を上下にブンブン揺らす。

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