この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
brass button
第19章 弟 -理香 side-
祐樹は私の耳元で、よっしゃんに聞こえないように囁く。
「また、食べさせてあげよっか?」
色気を含んだ低い声に、祐樹の誕生日の情事を思い出し、心臓が高鳴る。
思い出しただけで、恥ずかしい。
「その顔、ダメだって」
赤く染まった頬を、祐樹の両手で包まれる。
「俺がいるの忘れてない?」
マグカップを片手にソファーの肘置きの部分に、私を見下ろすように座るよっしゃん。
三人掛けのソファーの右端に私、真ん中に祐樹、右側の肘置き部分によっしゃんというおかしな状況。
「あっちに座れよ」
「嫌だ。理香の隣がいいから、そっちに詰めてよ」
頭の上で繰り広げられる兄弟喧嘩。
「また、食べさせてあげよっか?」
色気を含んだ低い声に、祐樹の誕生日の情事を思い出し、心臓が高鳴る。
思い出しただけで、恥ずかしい。
「その顔、ダメだって」
赤く染まった頬を、祐樹の両手で包まれる。
「俺がいるの忘れてない?」
マグカップを片手にソファーの肘置きの部分に、私を見下ろすように座るよっしゃん。
三人掛けのソファーの右端に私、真ん中に祐樹、右側の肘置き部分によっしゃんというおかしな状況。
「あっちに座れよ」
「嫌だ。理香の隣がいいから、そっちに詰めてよ」
頭の上で繰り広げられる兄弟喧嘩。