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第19章 弟 -理香 side-
「そんなことしないってば」
「昨日の昼間、俺を追い出した後にしてたよね?」
「…してないよ」
「理香は嘘つくとすぐに顔に出るよね。
俺の部屋までかわいい声、聞こえてたんだけど?」
…恥ずかしくて、顔が見れない。
「兄貴にいつもどうされてるの?
俺がもっとイイコトしてあげよっか?」
この意地悪な感じまで祐樹と一緒で、祐樹の胸元に顔を埋め、服をぎゅっと握る。
「芳樹、その辺にしとけよ?叩き出すぞ」
「あれ?兄貴、起きてたの?」
「最初からな」
「起きてたなら、もっと早く助けてよ」
腕の中から祐樹を見上げて睨む。
「理香の恥ずかしがる顔、かわいいから」
祐樹はそう言って、私のおでこにキスを落とす。
「俺もキスしていい?」
「ダメ!」
この会話、何回目だろう…。
「昨日の昼間、俺を追い出した後にしてたよね?」
「…してないよ」
「理香は嘘つくとすぐに顔に出るよね。
俺の部屋までかわいい声、聞こえてたんだけど?」
…恥ずかしくて、顔が見れない。
「兄貴にいつもどうされてるの?
俺がもっとイイコトしてあげよっか?」
この意地悪な感じまで祐樹と一緒で、祐樹の胸元に顔を埋め、服をぎゅっと握る。
「芳樹、その辺にしとけよ?叩き出すぞ」
「あれ?兄貴、起きてたの?」
「最初からな」
「起きてたなら、もっと早く助けてよ」
腕の中から祐樹を見上げて睨む。
「理香の恥ずかしがる顔、かわいいから」
祐樹はそう言って、私のおでこにキスを落とす。
「俺もキスしていい?」
「ダメ!」
この会話、何回目だろう…。