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brass button
第20章 前進 -祐樹side-
詳しい話や契約は改めて後日に…ということで、理香と二人で会社から出る。
理香は新しいおもちゃを買ってもらった子供みたいな顔をして、コピーした図面や資料の入った封筒を大事そうに胸に抱いている。
俺のことも抱き締めて欲しいんだけどな。
「とりあえず、家に帰るか?」
間取りなんかの話はともかく、買うとなればお金の話もしなければならない。
「そうだね。お店だと落ち着かないしね」
「…芳樹がいたら、うちも落ち着かないけどな」
芳樹がいないことを祈りつつ、昼ごはんにファーストフードをテイクアウトして、家に帰った。
理香は新しいおもちゃを買ってもらった子供みたいな顔をして、コピーした図面や資料の入った封筒を大事そうに胸に抱いている。
俺のことも抱き締めて欲しいんだけどな。
「とりあえず、家に帰るか?」
間取りなんかの話はともかく、買うとなればお金の話もしなければならない。
「そうだね。お店だと落ち着かないしね」
「…芳樹がいたら、うちも落ち着かないけどな」
芳樹がいないことを祈りつつ、昼ごはんにファーストフードをテイクアウトして、家に帰った。