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第22章 狼 -祐樹side-
現場からの帰り道。
思わぬ所で渋滞に巻き込まれて、そこを抜け出せたのは理香との打ち合わせの約束をした時間だった。
約束の時間の5分前、理香から ‘ 着いた ’ のメールが届いたので、遅れる旨の短いメールを送った。
待ち合わせの場所は会社の打ち合わせスペース。
なので、仕事でもしながら待っていてくれるだろう。
理香に時間があれば、俺たちのマンションの部屋の間取りや仕様も決めてしまいたい…そんなことを考えていると、スマホが鳴る。
“♪〜♪〜♪〜♪〜”
山本さんからの着信。
ハンズフリーに切り替えて、電話に出る。
「お疲れ様です」
「もしもし、北宮?今、どこ?理香ちゃん来てるぞ」
打ち合わせスペースにいる理香に気づいて、電話してくれたのだろう。
こういう気遣いは有難いと思う。
思わぬ所で渋滞に巻き込まれて、そこを抜け出せたのは理香との打ち合わせの約束をした時間だった。
約束の時間の5分前、理香から ‘ 着いた ’ のメールが届いたので、遅れる旨の短いメールを送った。
待ち合わせの場所は会社の打ち合わせスペース。
なので、仕事でもしながら待っていてくれるだろう。
理香に時間があれば、俺たちのマンションの部屋の間取りや仕様も決めてしまいたい…そんなことを考えていると、スマホが鳴る。
“♪〜♪〜♪〜♪〜”
山本さんからの着信。
ハンズフリーに切り替えて、電話に出る。
「お疲れ様です」
「もしもし、北宮?今、どこ?理香ちゃん来てるぞ」
打ち合わせスペースにいる理香に気づいて、電話してくれたのだろう。
こういう気遣いは有難いと思う。