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第22章 狼 -祐樹side-
「3階の1番奥の資料室です。
理香もとりあえず無事です」
「そうか…。犯人は水野だろ?
騒いでたから取り押さえた。今は社長室にいる。
二人からも事情が聞きたいらしいけど?」
「理香はちょっと…。
理香が落ち着いたら医務室に預けて、俺がそっち行きます」
「じゃあ、医務室に連絡しとくよ」
「すみません、お願いします」
それだけ話して、電話を切った。
理香を強く抱き締め、子供をあやすようにポンポンと叩く。
理香の頭を撫で、髪を梳く。
指の腹で溢れる涙を拭い、そっとおでこや頬にキスをする。
腫れた目元が痛々しい。
もしかして、顔を叩かれた?
赤くなった頬が腫れているように見える。
口元もちょっと切れている。
理香もとりあえず無事です」
「そうか…。犯人は水野だろ?
騒いでたから取り押さえた。今は社長室にいる。
二人からも事情が聞きたいらしいけど?」
「理香はちょっと…。
理香が落ち着いたら医務室に預けて、俺がそっち行きます」
「じゃあ、医務室に連絡しとくよ」
「すみません、お願いします」
それだけ話して、電話を切った。
理香を強く抱き締め、子供をあやすようにポンポンと叩く。
理香の頭を撫で、髪を梳く。
指の腹で溢れる涙を拭い、そっとおでこや頬にキスをする。
腫れた目元が痛々しい。
もしかして、顔を叩かれた?
赤くなった頬が腫れているように見える。
口元もちょっと切れている。