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第22章 狼 -祐樹side-
「理香、医務室に行こう?顔と腕を冷やさないと」
そう声をかけ、その部屋から連れ出す。
ドアの外には連絡を受けた産業医のおばちゃんが待っていて。
俺は1階の片隅にある医務室まで付き添い、社長室に向かった。
“コンコン”
俺がノックするとすぐに、ドアが開けられた。
社長室には、社長にうちの部長と課長、山本さん。
そして、芦田社長の姿もあった。
「南山さんはどうなんだ?大丈夫なのか?」
「とりあえず落ち着きましたが…」
俺には、それ以上の言葉が見つからなかった。
軽々しく大丈夫なんて言えるわけがない。
強姦も強姦未遂も同じで、理香の心と身体を傷つけられたことに変わりはない。
最後までされなかったから大丈夫なわけではない。
そう声をかけ、その部屋から連れ出す。
ドアの外には連絡を受けた産業医のおばちゃんが待っていて。
俺は1階の片隅にある医務室まで付き添い、社長室に向かった。
“コンコン”
俺がノックするとすぐに、ドアが開けられた。
社長室には、社長にうちの部長と課長、山本さん。
そして、芦田社長の姿もあった。
「南山さんはどうなんだ?大丈夫なのか?」
「とりあえず落ち着きましたが…」
俺には、それ以上の言葉が見つからなかった。
軽々しく大丈夫なんて言えるわけがない。
強姦も強姦未遂も同じで、理香の心と身体を傷つけられたことに変わりはない。
最後までされなかったから大丈夫なわけではない。