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brass button
第22章 狼 -祐樹side-
理香はまだ寝てるし、今のうちに仕事しとくか。
俺がスーツケースからノートパソコンを取り出していると、今度は理香のスマホが鳴った。
“♪〜♪〜♪〜♪〜”
目を擦りながら、鳴り止まないスマホに手を伸ばす。
液晶画面を確認すると、スイッチが入ったかのように仕事をしている時の顔になった。
「おはようございます、南山です。
…──はい。…──はい。それで大丈夫です。
あー、詳細図ですね?手直ししてメールで送ります。
──はい、それではよろしくお願いします」
電話を切った理香は、大きく伸びをして、パチパチと頬を叩き、俺を見上げた。
「ごめん。祐樹、ちょっとだけ仕事してもいい?」
「俺も仕事しようとしてたとこ」
俺が取り出したノートパソコンを見て、笑い合った。
俺がスーツケースからノートパソコンを取り出していると、今度は理香のスマホが鳴った。
“♪〜♪〜♪〜♪〜”
目を擦りながら、鳴り止まないスマホに手を伸ばす。
液晶画面を確認すると、スイッチが入ったかのように仕事をしている時の顔になった。
「おはようございます、南山です。
…──はい。…──はい。それで大丈夫です。
あー、詳細図ですね?手直ししてメールで送ります。
──はい、それではよろしくお願いします」
電話を切った理香は、大きく伸びをして、パチパチと頬を叩き、俺を見上げた。
「ごめん。祐樹、ちょっとだけ仕事してもいい?」
「俺も仕事しようとしてたとこ」
俺が取り出したノートパソコンを見て、笑い合った。