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brass button
第23章 非日常 -理香side-
「口の中も切れてる?ちょっと見せてね」
口を開けると、金属の器具を口の中に入れられ、中を確認される。
「…心配しないで。もう出血はしていないし、これならすぐに傷口も塞がるからね」
そして、スポーツ飲料にストローをさしてくれた。
「これで少しは飲みやすくなるかな。
温かい物を入れてくるから、もう少し飲んでね」
ストローを使うと痛みは少しマシになった。
泣き続けたせいか、水分が身体に染み渡る。
半分ほど飲み、手が止まる。
「大丈夫?…今度はこっち。熱いから気をつけてね」
差し出されたのは、可愛らしい柄のマグカップ。
ふんわりと甘い匂いが漂ってくる。
口を開けると、金属の器具を口の中に入れられ、中を確認される。
「…心配しないで。もう出血はしていないし、これならすぐに傷口も塞がるからね」
そして、スポーツ飲料にストローをさしてくれた。
「これで少しは飲みやすくなるかな。
温かい物を入れてくるから、もう少し飲んでね」
ストローを使うと痛みは少しマシになった。
泣き続けたせいか、水分が身体に染み渡る。
半分ほど飲み、手が止まる。
「大丈夫?…今度はこっち。熱いから気をつけてね」
差し出されたのは、可愛らしい柄のマグカップ。
ふんわりと甘い匂いが漂ってくる。