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第23章 非日常 -理香side-
「ごめん。ちょっと遠回りになるけど」
祐樹に手を引かれ、いつも通る入り口ではなく、建物の裏側に向かう。
「こんなとこに裏口あるんだ」
「ほとんど使わないけどな」
裏口から会社を出て、ぐるーっと建物に沿って歩くと駐車場に出た。
「とりあえず乗って」
祐樹が助手席のドアを開き、乗るように促される。
後部座席には、祐樹のカバンと一緒に私のカバンが置いてある。
「まずは、芦田社長が待っててくれてるから、理香の会社に行こう」
「えっ?社長が?」
「芦田社長、さっきうちの会社に来てたんだ。
俺が勝手に決めちゃったこともあるんだけど、これからのことで話があるから、一緒に行こう」
「…うん」
何がどうなっているのかわからず、私にはそう返事をするのが精一杯だった。
祐樹に手を引かれ、いつも通る入り口ではなく、建物の裏側に向かう。
「こんなとこに裏口あるんだ」
「ほとんど使わないけどな」
裏口から会社を出て、ぐるーっと建物に沿って歩くと駐車場に出た。
「とりあえず乗って」
祐樹が助手席のドアを開き、乗るように促される。
後部座席には、祐樹のカバンと一緒に私のカバンが置いてある。
「まずは、芦田社長が待っててくれてるから、理香の会社に行こう」
「えっ?社長が?」
「芦田社長、さっきうちの会社に来てたんだ。
俺が勝手に決めちゃったこともあるんだけど、これからのことで話があるから、一緒に行こう」
「…うん」
何がどうなっているのかわからず、私にはそう返事をするのが精一杯だった。