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第23章 非日常 -理香side-
「半沢、北宮くん、ちょっといいかな?」
私が帰る用意をしていると、社長が二人を呼び、三人で奥の社長室に入っていった。
空っぽの事務所。
いつもなら誰かしら残って仕事しているのに、私たち以外は誰もいない。
これも社長の配慮なのかな。
荷物もまとめ終わり、手持ち無沙汰になると、さっきのことを思い出しそうになる。
みんなにも今日のことを知られてしまったのかな。
…出来れば誰にも知られたくなかった。
どんな顔をして仕事すればいいんだろう。
きっと好奇の目で見られる。
胸が、心が、苦しくなる。
私が帰る用意をしていると、社長が二人を呼び、三人で奥の社長室に入っていった。
空っぽの事務所。
いつもなら誰かしら残って仕事しているのに、私たち以外は誰もいない。
これも社長の配慮なのかな。
荷物もまとめ終わり、手持ち無沙汰になると、さっきのことを思い出しそうになる。
みんなにも今日のことを知られてしまったのかな。
…出来れば誰にも知られたくなかった。
どんな顔をして仕事すればいいんだろう。
きっと好奇の目で見られる。
胸が、心が、苦しくなる。