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第23章 非日常 -理香side-
「…───理香」
目を開くと、心配そうに覗き込む祐樹の顔があった。
「怖い夢でも見た?」
祐樹は優しく髪を撫でていた手で、私の頬に流れた涙を拭う。
私、泣いてたんだ?
あれ?
布団で寝てる?
露天風呂で…。
現実と夢の境界が曖昧で。
「露天風呂で気を失ったんだよ。
気持ち悪いとかない?」
「うん、大丈夫…」
「じゃあ、着替えてごはん行こうか?
そのままだと、俺、理香のことまた食べちゃうから」
布団の中の私は裸のままで、恥ずかしくて布団に潜り込む。
「浴衣を着せたかったんだけど、バスローブと違ってちょっと難易度高くってさ」
祐樹が困ったように笑い、私の頭を撫でる。
「俺も隣で着替えるから、理香も着替えて?」
そう言って、祐樹は布団から抜け出した。
目を開くと、心配そうに覗き込む祐樹の顔があった。
「怖い夢でも見た?」
祐樹は優しく髪を撫でていた手で、私の頬に流れた涙を拭う。
私、泣いてたんだ?
あれ?
布団で寝てる?
露天風呂で…。
現実と夢の境界が曖昧で。
「露天風呂で気を失ったんだよ。
気持ち悪いとかない?」
「うん、大丈夫…」
「じゃあ、着替えてごはん行こうか?
そのままだと、俺、理香のことまた食べちゃうから」
布団の中の私は裸のままで、恥ずかしくて布団に潜り込む。
「浴衣を着せたかったんだけど、バスローブと違ってちょっと難易度高くってさ」
祐樹が困ったように笑い、私の頭を撫でる。
「俺も隣で着替えるから、理香も着替えて?」
そう言って、祐樹は布団から抜け出した。