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第24章 殻 -祐樹side-
理香の好きそうな物を注文し、中庭の景色に夢中になっている理香の顔を眺める。
お店のシンボルツリーだろうか。
1本の大きな木。
大きく広がった枝の隙間から溢れる陽射しに見惚れていた。
その表情は、とても穏やかで美しい。
“ピピッ”
その一瞬をスマホで写す。
「…今、写真撮った?」
スマホの音に気づいた理香が俺を見る。
「内緒」
普通に写真を撮ろうとすると、恥ずかしがって撮らせてくれない。
だから、俺のスマホの写真フォルダーの理香はこっそり撮った写真ばっかりで、そのほとんどは寝顔だ。
寝顔もかわいいけど、やっぱり笑顔がいい。
どっちにしても、バレたら怒るだろうな。
お店のシンボルツリーだろうか。
1本の大きな木。
大きく広がった枝の隙間から溢れる陽射しに見惚れていた。
その表情は、とても穏やかで美しい。
“ピピッ”
その一瞬をスマホで写す。
「…今、写真撮った?」
スマホの音に気づいた理香が俺を見る。
「内緒」
普通に写真を撮ろうとすると、恥ずかしがって撮らせてくれない。
だから、俺のスマホの写真フォルダーの理香はこっそり撮った写真ばっかりで、そのほとんどは寝顔だ。
寝顔もかわいいけど、やっぱり笑顔がいい。
どっちにしても、バレたら怒るだろうな。