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brass button
第24章 殻 -祐樹side-
3つ目の建物に入った時、俺のスマホが震えた。
表示画面には取引先の名前。
留守電に切り替わり、一旦切れて、またすぐに電話がかかってきた。
…何かトラブったか。
「ごめん。取引先から電話だから、先に見てて」
その場に理香を残し、建物の外に出て、電話に出る。
電話の内容は予想通りで、工事の施工内容にミスがあったらしい。
いつもなら速攻で現場に見に行って判断するが、ここからではどうしようもない。
山本さんに頼むか…。
取引先からの電話を切り、山本さんに電話をかけようと顔を上げると、2人の男に囲まれた理香の姿が目に入る。
表示画面には取引先の名前。
留守電に切り替わり、一旦切れて、またすぐに電話がかかってきた。
…何かトラブったか。
「ごめん。取引先から電話だから、先に見てて」
その場に理香を残し、建物の外に出て、電話に出る。
電話の内容は予想通りで、工事の施工内容にミスがあったらしい。
いつもなら速攻で現場に見に行って判断するが、ここからではどうしようもない。
山本さんに頼むか…。
取引先からの電話を切り、山本さんに電話をかけようと顔を上げると、2人の男に囲まれた理香の姿が目に入る。