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第24章 殻 -祐樹side-
理香に駆け寄り、理香と男の間に割り込む。
「何か?」
威嚇の意味も込めて低い声で、話しかける。
大学生くらいか。
「いえ、何も。ありがとうございました」
二人の男は、そそくさとその場を立ち去る。
理香が俺のジャケットの裾をぎゅっと握る。
「何かされた?大丈夫?」
「パンフレット見せて欲しいって言われただけ」
「 ‘ お礼にお茶でも ’ って、言われなかった?」
「言われたけど、断ったよ」
「それ、ナンパだからな?」
「そうなの?」
キョトンとした顔で理香が俺を見上げる。
「そうなの」
やっぱり気づいてなかったか。
「何か?」
威嚇の意味も込めて低い声で、話しかける。
大学生くらいか。
「いえ、何も。ありがとうございました」
二人の男は、そそくさとその場を立ち去る。
理香が俺のジャケットの裾をぎゅっと握る。
「何かされた?大丈夫?」
「パンフレット見せて欲しいって言われただけ」
「 ‘ お礼にお茶でも ’ って、言われなかった?」
「言われたけど、断ったよ」
「それ、ナンパだからな?」
「そうなの?」
キョトンとした顔で理香が俺を見上げる。
「そうなの」
やっぱり気づいてなかったか。