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brass button
第24章 殻 -祐樹side-
昼間だから少しくらいなら一人にしても平気かと思っていたけど、甘かった。
「まだ電話の途中だから、理香もおいで」
理香の手を引き、庭に出る。
繋いだ理香の手は僅かに震えていて。
あんなやつらでも怖いのか。
現場の職人たちに比べれは華奢で弱そうなやつらだったのに。
今の状態で仕事に戻れるのか?
庭の人目につかない場所で、理香を抱き締める。
「山本さんに電話するから、ちょっとだけ待ってて」
「うん。大丈夫だから」
理香は俺を見上げ、その顔に無理矢理に作った笑顔を浮かべる。
俺の前でまで強がらなくていいのに。
「まだ電話の途中だから、理香もおいで」
理香の手を引き、庭に出る。
繋いだ理香の手は僅かに震えていて。
あんなやつらでも怖いのか。
現場の職人たちに比べれは華奢で弱そうなやつらだったのに。
今の状態で仕事に戻れるのか?
庭の人目につかない場所で、理香を抱き締める。
「山本さんに電話するから、ちょっとだけ待ってて」
「うん。大丈夫だから」
理香は俺を見上げ、その顔に無理矢理に作った笑顔を浮かべる。
俺の前でまで強がらなくていいのに。