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brass button
第25章 体温 -理香side-
“♪〜♪〜”
“♪♪〜♪♪〜”
山道を走っていると、私と祐樹のスマホが同時に鳴り始めた。
電話の着信音ではなくて、メールの着信音が続く。
「あそこ、電波なかったのか。俺のも見て」
祐樹から渡されたスマホを見ると不在着信と留守電を知らせるメールが7件。
「着信が7件だけど…。
留守電、スピーカーにして聞く?」
「いや、旅館に戻ってからでいいや。そっちは?」
「着信が5件とメールが2件。
戻ったらちょっと仕事しないと…」
着信は業者さんと担当しているお客様からで。
どんな内容だろう…。
電話で片付く話ならいいんだけどな。
“♪♪〜♪♪〜”
山道を走っていると、私と祐樹のスマホが同時に鳴り始めた。
電話の着信音ではなくて、メールの着信音が続く。
「あそこ、電波なかったのか。俺のも見て」
祐樹から渡されたスマホを見ると不在着信と留守電を知らせるメールが7件。
「着信が7件だけど…。
留守電、スピーカーにして聞く?」
「いや、旅館に戻ってからでいいや。そっちは?」
「着信が5件とメールが2件。
戻ったらちょっと仕事しないと…」
着信は業者さんと担当しているお客様からで。
どんな内容だろう…。
電話で片付く話ならいいんだけどな。