この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
brass button
第26章 才能 -祐樹side-
確かにどんな家になるのか楽しみな気持ちはわかる。
俺だってそうだから。
そんな話をしていると、理香が濡れた髪をタオルで拭きながら、部屋に戻ってきた。
「理香にそう伝えとくよ。
また、詳細が決まったら連絡するわ」
電話を切ると、理香が首を傾げて俺を見る。
「原田が、マンションの仕様書一式、月末までに欲しいって」
「あー!忘れてた!」
理香が仕事用のカバンをゴソゴソと探し始める。
「まだ時間あるし、焦らなくても間に合うだろ。
それより髪、乾かさないと風邪ひく」
ドライヤーを取りに洗面所に向かう。
女の子なのに、こういうとこ無頓着なんだよな。
ドライヤーを手を伸ばしかけたところで、理香がファイルを持って駆け寄ってきた。
「髪は自分で乾かすから、これ、見て!」
勢いよく差し出されたファイルを受け取り、開いて中身を確認する。
俺だってそうだから。
そんな話をしていると、理香が濡れた髪をタオルで拭きながら、部屋に戻ってきた。
「理香にそう伝えとくよ。
また、詳細が決まったら連絡するわ」
電話を切ると、理香が首を傾げて俺を見る。
「原田が、マンションの仕様書一式、月末までに欲しいって」
「あー!忘れてた!」
理香が仕事用のカバンをゴソゴソと探し始める。
「まだ時間あるし、焦らなくても間に合うだろ。
それより髪、乾かさないと風邪ひく」
ドライヤーを取りに洗面所に向かう。
女の子なのに、こういうとこ無頓着なんだよな。
ドライヤーを手を伸ばしかけたところで、理香がファイルを持って駆け寄ってきた。
「髪は自分で乾かすから、これ、見て!」
勢いよく差し出されたファイルを受け取り、開いて中身を確認する。