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第27章 信頼 -理香side-
腕を取られ、祐樹の腕の中に閉じ込められる。
触れた肌はいつもより熱い。
祐樹が私の耳元に唇を寄せ囁く。
「俺に欲情した?」
囁きと一緒に祐樹の熱い吐息が耳に触れ、ぞくっと身体が震える。
「してない」
出来るだけ平静を装って答える。
「理香、こっち見てみ?」
顔を上げたら、目を合わせたら、バレる。
もうバレてるんだろうけど…。
ごまかすように、祐樹の胸に顔を埋める。
石鹸の匂いに混ざって、祐樹の匂いがする。
こうして抱き締められてると落ち着く。
“♪〜♪〜♪〜♪〜”
聞きなれたスマホの着信音が部屋の中に響く。
「祐樹、電話鳴ってるよ?」
「こんな時間だし、放っとけばいい」
こんな時間って言っても、いつもなら仕事してる時間で。
スマホは鳴り続けている。
触れた肌はいつもより熱い。
祐樹が私の耳元に唇を寄せ囁く。
「俺に欲情した?」
囁きと一緒に祐樹の熱い吐息が耳に触れ、ぞくっと身体が震える。
「してない」
出来るだけ平静を装って答える。
「理香、こっち見てみ?」
顔を上げたら、目を合わせたら、バレる。
もうバレてるんだろうけど…。
ごまかすように、祐樹の胸に顔を埋める。
石鹸の匂いに混ざって、祐樹の匂いがする。
こうして抱き締められてると落ち着く。
“♪〜♪〜♪〜♪〜”
聞きなれたスマホの着信音が部屋の中に響く。
「祐樹、電話鳴ってるよ?」
「こんな時間だし、放っとけばいい」
こんな時間って言っても、いつもなら仕事してる時間で。
スマホは鳴り続けている。