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第30章 意志 -祐樹side-
俺が白濁を放った時には、理香は俺の下で意識を飛ばし、そのまま眠ってしまっていた。
いつものことだけど、理香に対しては抑制が効かなって、とことん追い詰めてしまう。

口元に耳を傾け、微かな寝息を確認する。

…昨日は徹夜だったからな。
優しく抱き締めて寝るという選択肢もあったけど、何度となくお預けをくらい抑えきれるわけがない。



そのまま寝てしまいたいと思いながらも、理香の身体をこのままにしておくのが嫌で、洗面所に向かう。
タオルを熱めのお湯で濡らし、絞ったそれで理香の身体を拭う。

首元から太ももにかけての白い肌に散らした赤い印。
昨日の印を上書きし、さらにいくつか新しく刻んだ。
起きたら怒られるんだろうな。

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