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第30章 意志 -祐樹side-
理香から少し離れたドアの前で、その輪を眺めていると、芦田社長から声をかけられた。
「北宮くん、出張中のことを聞きたいから、ちょっといいかな?あと、半沢もちょっと」
理香に視線を送れば、‘ 大丈夫 ’ と頷いた。
半沢さんと共に訪れたのは社長室。
「南山のことを任せてしまって、すまなかったね」
「いえ、2週間も静かに過ごせる時間をありがとうございました」
「静か、ではなかっただろう。
結局、二人とも向こうでも仕事していたみたいだし」
芦田社長と半沢さんは顔を見合わせて笑った。
「理香は向こうだったから、いつものように仕事が出来たんだと思います。
あの直後は、‘ 男 ’ が怖かったみたいで…。
今はどこまで平気なのかはわかりませんが、さっきの様子だと事務所の皆さんは大丈夫みたいです」
「北宮くん、出張中のことを聞きたいから、ちょっといいかな?あと、半沢もちょっと」
理香に視線を送れば、‘ 大丈夫 ’ と頷いた。
半沢さんと共に訪れたのは社長室。
「南山のことを任せてしまって、すまなかったね」
「いえ、2週間も静かに過ごせる時間をありがとうございました」
「静か、ではなかっただろう。
結局、二人とも向こうでも仕事していたみたいだし」
芦田社長と半沢さんは顔を見合わせて笑った。
「理香は向こうだったから、いつものように仕事が出来たんだと思います。
あの直後は、‘ 男 ’ が怖かったみたいで…。
今はどこまで平気なのかはわかりませんが、さっきの様子だと事務所の皆さんは大丈夫みたいです」