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brass button
第31章 -理香side-
2週間ぶりの自分の机。
誰かが整理してくれた痕跡はあるけど、今までに見たことがないほどいろいろな物で溢れていた。
これを1つずつ片付けていかなければならないかと思うとちょっと憂鬱になるものの、それだけ自分が必要とされているようで嬉しくなる。
祐樹が自分の会社に顔を出して来ると言ってここを出て2時間。
社長と半沢さんと祐樹がどんな話し合いをしたのかはわからないが、向こうでも今後の話をしているのだろう。
「無理すんな。ちょっと休憩しろ」
半沢さんから差し出されたマグカップの中身はミルクたっぷりのカフェオレで。
「ありがとうございます…」
マグカップを受け取る瞬間、指が半沢さんの指先に触れる。
無意識に触れてしまった指先は、温かかった。
誰かが整理してくれた痕跡はあるけど、今までに見たことがないほどいろいろな物で溢れていた。
これを1つずつ片付けていかなければならないかと思うとちょっと憂鬱になるものの、それだけ自分が必要とされているようで嬉しくなる。
祐樹が自分の会社に顔を出して来ると言ってここを出て2時間。
社長と半沢さんと祐樹がどんな話し合いをしたのかはわからないが、向こうでも今後の話をしているのだろう。
「無理すんな。ちょっと休憩しろ」
半沢さんから差し出されたマグカップの中身はミルクたっぷりのカフェオレで。
「ありがとうございます…」
マグカップを受け取る瞬間、指が半沢さんの指先に触れる。
無意識に触れてしまった指先は、温かかった。