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面影
第4章 秘密



『………!』


キッと涙で潤んだ大きな瞳を
俺に向けて睨みつける。



『なあ母さん、もう辞めようよ?
俺は…んっ!!』


そんな華奢な身体のどこにそんな力が
あるんだってくらいの力で、
俺を制止して唇を寄せるカオは、
”女のカオ''だった。



チュ…クチュ…



角度を変えて、息もできないくらい
何度も唇を吸われる。



『んんっ…母さっ…!』



あーやべー。
今日はホントに飲み過ぎた。
マトモに息もさせてくれないから
酸欠で余計に頭がボーッとしてくる。


あぁ…


ほら視界が……








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