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面影
第4章 秘密



- 麗side -


ー プルルル…プルルル…プチッ
留守番電話サービスに接続します。
発信音の後にメッセージを…


『…はぁ。』


何だか嫌な予感がして、
棗に電話をかけるものの、
一向に繋がる気配はない。



『…きゃっ』

突然後ろから、抱き締められる。

『寝てて突然起きたと思ったら、
ソワソワしながら電話して、
麗、変だよ。』


聡太が不審な顔をこっちに向ける。


『麗、浮気でもしてんの?』


ニヤリとしながら、言葉を続ける。
浮気してんのは、聡太の方だ。
でも、共犯者である私も人の事を
偉そうに言える立場じゃない。


『…私がしてるのは、浮気じゃなくて
”不倫”だよ。聡太。』


『ん。そうだったな。』


『んんっ…ぁ…』


後ろから、耳を舐められ
思わず声が出てしまう。


『ここ、誰の家だと思ってんの。』


『んぁっ…そ、聡太の…』


『そうだよ。俺のマンションだ。
だれに電話かけてたの?
またあの幼馴染?』


『んんっ…ふぁっ…』


首筋をねっとりと舐められながら、
胸の先端もグリグリと刺激され
言葉が続けられない。


『答えろよ。誰にかけてたんだよ。』


先端を痛いくらいに摘ままれているのに
その痛みにさえ感じてしまい、
声を抑えられない。


『…ん!んぁっ!な、棗に!
…棗に、んぁっ。かけ…てたの。』


棗の名前を叫ぶように聡太に
伝えると、聡太は満足そうに
笑みを浮かべ、動きを止める。


『はぁはぁ…はぁはぁ…』


上がってしまった息を、
必死に整えていると耳元で
聡太が小さく呟く。


『俺が、こうして麗のことを
気持ちよくしてるのに
麗は俺の腕の中で違う男の名前を
呼ぶなんて…なんだか妬けるよな。』


『それは聡太が…あぁっ!!』


いつの間にか、私の下肢に
伸ばされていた指が一気に私の
蜜で溢れかえった蜜壺に突き挿され
痺れるような快感に耐え切れず
身体が弓なりになる。


『フフッ。イッたな。もう許さねぇ。』



あまりの疲労感に力が入らない
私の身体を聡太に抱きかかえられ、
寝室に運ばれる。

『…そうた……』

残ったわずかな力で聡太の名前を呼ぶが、
深い深い闇に飲み込まれるだけで
聡太に届くことはなかった。



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