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面影
第6章 家族



『彼女は裾の長いワンピースを
着ていて、俺はその姿に一目惚れ。
チャラチャラ遊びまくってて、
なんとその場にも、当時の彼女も
そこに連れてきていたのに
ずっと彼女に見惚れてた。』


目を細めながら愛おしそうに
話を続ける旭くん。
こんな旭くんは初めて見た。


『彼女、その時見るからに
金持ちそうなイケてるダンディな
おっさんと来てたんですけど、
キレイに着飾った姿とは、
不釣り合いにも程が有るくらい
すごく哀しそうに笑ってたんです。』


ハッとして旭くんの瞳を見る。
普段自分の話を全くと言っていいほど
しない彼がなんでこんな話を
した意図に気付く。


『彼女だけ席を立ったときに、
チャンスだって思い追いかけて
声をかけました。』


〝…あのっ!すみません!〟

〝えっ?…きゃっ!〟

〝えっ。ぅわぁっ…!!〟



『俺に声をかけられ、振り返ったものの
高いヒールと長いワンピースの裾に
足が絡まって俺に抱きつくような
形で事故でキス。』


〝あっあの!すみません!!〟

〝あっいや、えっと俺こそ
急に声をかけてすみません!〟


『気付いたら、抱きしめながら
告白してました。ハハ』

『えっ。一緒に来てた彼女は?』

『俺の不審さに痺れをきらして、
見に来たら見知らぬ女を抱きしめてる
もんだからバッチーン!と一発
食らわされていて、サヨナラ。』


〝あっあの…大丈夫ですか?〟

〝いってぇ〜。でもちょうど
良かったわ。で、返事は?〟

〝えっ返事って…〟

〝俺は君に一目惚れした。
俺こんなんだけど、周りの女は
全部清算する。だから。
俺と付き合ってくれませんか?〟

〝…ふふっ。面白い方。
じゃあ…〟




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