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私の可愛い変態ペット
第2章 下僕転校生
その隣で今度は八頭くんが日向さんの服を脱がせている。
「ちょ、ちょっと…!!」
慌てる私をよそに完全に二人の世界だ。
「秋芳…、はやく……んっ」
「急いでるならじっとしててよ、奏恵」
日向さんの肌が露わになっていく。
ふっくらと柔らかそうな肌。
「うわわわわ~」
慌てているのは私だけで、馨先輩も千草先輩も白川も平然としている。
何なんだこの人達は…。
千草先輩なんてそれどころか部室に置いてあるソファーに腰を据え、悠然と読書を開始してしまった。
深紅の装丁に金色の文字。
『罪に濡れた愛欲の鎖』
…って、タイトルからしてどう考えても官能小説じゃないか!!
なんだか本家『演劇部』から爪弾きになったのが素直に頷ける。
『至上演劇部』だなんて、恐ろしいとんでも部だ。
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