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私の可愛い変態ペット
第2章 下僕転校生
「〝あぁっ…んっ…あぁっ……も、もうっダメェ″悲鳴だったはずの女の言葉は快楽の海にぐずぐずと浸り、全てがなまめかしく朱に染まっていく。〝もっと気持ち良くしてあげる…″男はそう言って夜露に潤む彼女の花弁を優しく解し…」
遂には千草先輩の後ろから小説を盗み見た馨先輩による音読会まで始まった。
馨先輩の音読は女声も男声も完璧に読み分けられて、とても同一人物の声とは思えない。
「あぁっ…、はやくっ」
「うるさいなぁ。わかってるよ…」
「痛っ…、うぅんっ…苦しいよぉ秋芳ぃ」
八頭くんと日向さんも声のボリュームがお構い無しだ。
偶然同じ空間に居合わせただけの私の方が部室より外に声が洩れていないか心配になる。
こんな声を外を偶然通りかかった先生が聞きでもしたらと思うと心中穏やかではない。
「ふふっ、柚葉様ぁ…」
白川が擦り寄って来る。
「どさくさに紛れてじゃれつくな、犬っ!!」
「…ワンッ」
あぁぁ…、白川の顔がすっごい嬉しそうだ。
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