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私の可愛い変態ペット
第4章 抗争演劇部
「…で、私にどうしろって?」
「う~んと、奏恵ん家のセキュリティーがさ…昨日から格段に上がったんだよ。顔を知られた俺じゃあもう簡単に忍び込めない。だからぁ~呼びに行ってよ、俺の代わりに」
「はぁ~?」
朝っぱらから…。
なんで私がそんな事…。
というかこの男、毎日日向さんの家に忍び込んでいたのか?
『住居侵入罪』という言葉を知らないのか。
変人のすることはまったくもって解らない。
「頼むよ~、学級委員!!」
なんでもかんでも学級委員に押しつけるな、このバカ者が!!
学級委員はなんでも屋でも雑用係でもないぞ。
と、思いながらも引き受けてしまう学級委員の責任感の呪縛たるや…。
「…呼びに行くだけなんでしょ?」
「そうそう、お願いっ!!」
パンッと掌を合わせて八頭くんが頭を下げている。
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